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【書評】「疲れない心」の作り方

2020-10-27

書籍名「「疲れない心」の作り方」 著者「菊原 智明」 出版社「角川フォレスタ」

クレームは処理するのではなく”させていただいている”

仕事をしていればクレームはつきもので、避けて通ることはできない。顧客は、自分に都合のいいように勘違いをし、依頼をしていないものをしたと言い張る顧客も少なくない。仮にあまりにも理不尽なことを言う顧客を無視しつづけるといずれこちらが相手にされなくなる。これは自分だけの問題ではなく会社全体の問題となってしまう。顧客がクレームを言うのは自分に期待しているからであり、自分を頼ってくれているからである。それを”処理する”などと考えてはいけない。”させていただいている”と考えてみる。そう考えるだけで、心は断然楽になる。

心が疲れているのは先送りにしているから

どんな些細なことも先送りにすると重くのしかかる。その場ですれば簡単に済むことを後回しにしたことで気が重くなる。そして他の仕事まで上手くいかなくなるといった悪循環に陥る。臭いものに蓋をしてはならない。先送りにすれば、中でさらに腐りとんでもないことになる。問題が悪化するのはもちろんのこと、心のしこりとして重くのしかかる。そして毎日パワーを奪われ続けるのである。もし自分が”力が出ない””元気がない”というのであれば、何かを先送りしていないか思い返してみる。まずはやるべきことをリストアップして”見える化”し、それをひとつひとつ片付けていく。先延ばしにしたことに手をつければ、思った以上に早く片付けることができる。そうすることで、以前のように元気になれる。

嫌な人との出会いも意味がある

仕事の依頼が回数を重ねていくうちに、依頼してくれた顧客への感謝の気持ちが薄れていく。嫌な人の無理難題な依頼の時には憂鬱に思ってしまうこともあるだろうが、これはよくない傾向である。嫌な人の存在にも意味があり、大切な何かを思いださせてくれるために、嫌な人が現れていると考えてみる。そう考えるだけでもずいぶんと気持ちが楽になり、疲れなくなるのである。自分にとって嫌な人は、”何かを気づかせてくれる人”である。

相手が言うことを聞いてくれない本当の理由

返報性のルールとは「人は他人から何らかの施しをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情を持つ」ということである。人は自分がしてもらったことと同等なことを返したくなる生き物である。これは上司と部下との関係でも同様である。上司または部下が言うことを聞いてくれないのであれば、まず相手の話を積極的に聞くようにする。自分の話をよく聞いてくれる人の話を無視したりはしないものである。話を聞いて欲しいなら、まずは相手の話を積極的に聞くべきである。

北村